
「supabase db push したら謎のエラーで失敗した」——Supabase
でデータベース開発をしていると、一度は遭遇するトラブルです。このエラーの原因を追いかけることで、マイグレーションの本質が見えてきます。
本記事では、よくある3つの失敗パターンと、その背後にある「マイグレーション履歴の仕組み」を解説します。トラブル対処だけでなく、なぜそのような設計になっているのか、どう付き合っていくべきかを理解することで、安全な運用への道筋が見えてくるはずです。
Supabaseを使った開発を始めたばかりの方、AIツール(Cursor
やSupabase MCP
など)でスキーマ変更を行っている方に特におすすめの内容です。

2025年12月18日、exo
のバージョン1.0が正式リリースされました。最大の目玉機能はRDMA over Thunderbolt 5対応です。これにより、複数台のMac Studioを接続した際の分散AI推論が劇的に高速化されました。以前当ブログで紹介したexo
やmacOS 26.2のRDMA機能
の続報となります。

セキュリティ監査にAIを活用する流れが本格化しています。中国発のオープンソース脆弱性ハンティングツールDeepAudit
が注目を集める一方、既存のPentestGPT
も進化を続けています。本記事では、マルチエージェント協調型とペネトレーションテスト型という2つのアプローチを比較し、それぞれの実力と使い分けを整理します。

OpenCode
、Cursor
、Claude Code
——AIコーディング支援ツールを使っていると、ふと気づくことがあります。「この作業、昔なら2日かかってたな」と。
生産性が上がるのは良いことです。しかし、見積もりの現場では厄介な問題が起きています。「人月」という単位が、いよいよ機能しなくなってきたのです。

ここ数年、ターミナル上で動作するTUI(Terminal User Interface)アプリが目覚ましい進化を遂げています。lazydocker、yazi、lazygitなど、洗練されたインターフェースを持つツールが次々と登場しています。
特に**2023年は「TUIのカンブリア紀」**とも呼べる爆発的な進化の年でした。Ratatuiの正式化を契機に、多様なTUIアプリケーションが一気に開花したのです。
本記事では、この背景にあるTUIライブラリの進化と、2023-2024年に起きた重要な転換点について解説します。

AI音声合成技術の進化により、誰でも簡単に自然な音声を生成できる時代になりました。しかし、その一方で「この音声は本当に本人が話したものなのか?」「AIが生成した音声ではないのか?」という疑問が常につきまといます。
この問題に対して、Resemble AI
が開発したオープンソースTTS(Text-to-Speech)エンジン「Chatterbox
」は、ユニークな解決策を提示しています。それがPerth Watermarkerという、人間には知覚できないニューラルウォーターマーク技術です。
本記事では、まだ日本ではほとんど知られていないChatterboxの全貌と、その核心技術であるPerth Watermarkerの仕組みを深掘りしていきます。

認証サービスをクラウドに依存せず、自社インフラで完全にコントロールしたいというニーズが高まっています。Authgear Server
は、Auth0
やFirebase Auth
の代替として使えるオープンソースの認証基盤です。本記事では、Docker Composeを使ったローカル環境でのセットアップから、Kubernetes上での本番デプロイまで、実践的に解説します。

「Kubernetesクラスタの構成図を作って」と言うだけでdraw.ioの図が自動生成される。そんな時代が現実になりつつあります。
GitHub Trendingで1週間に4,500以上のスターを集めたnext-ai-draw-io
は、自然言語からdraw.io形式のアーキテクチャ図を生成するオープンソースツールです。本記事では、その仕組みと使い方、そしてMermaidとの使い分けについて解説します。

LLM(大規模言語モデル)を使った開発で、プロンプトのトークン数が気になったことはありませんか?JSONでデータを渡すと、どうしても冗長になりがちです。そんな課題を解決するために登場したのが「TOON(Token-Oriented Object Notation)
」という新しいデータフォーマットです。
TOONは、LLM入力用に最適化されたコンパクトで人間が読みやすいJSONの代替フォーマットで、同じデータをJSONより約40%少ないトークン数で表現できます。この記事では、TOONの基本的な概要と、なぜLLM開発者にとって有用なのかを解説します。

Docker Swarm
の開発停滞により、シンプルなマルチホストオーケストレーションを求める開発者たちは新たな選択肢を探しています。「Kubernetesは大げさすぎるけど、Docker Composeだけでは物足りない」――そんなSwarm難民の声に応えるツールが登場しました。
uncloud
は、複数のDockerホスト間でコンテナ化アプリケーションをデプロイ・管理する軽量ツールです。Kubernetesのような中央制御プレーン(control plane)を持たず、各マシンがピアツーピア(P2P)でクラスター状態を同期する分散型アーキテクチャを採用しています。
この記事では、uncloudのアーキテクチャの特徴、実際の使用方法、そしてSwarmやKubernetesなど他のツールとの違いについて解説します。